日本理化学工業の社長の大山要蔵さんが「アンビリバボー」で特集されているので調べてみると、なんと日本理化学工業は、知的障害者を7割雇用して雇っていると、「アンビリバボー」で紹介されていたので気になって調べたのでまとめておくわ!
日本理化学工業とは?アンビリバボーや報道ステーションなどで特集!
アンビリバボーで特集された日本理科化学工業とはどんな会社なのか会社のプロフィールを見てみましょう!
社名 日本理化学工業株式会社
住所 神奈川県川崎市高津区久地2丁目15番10号 〒213-0032
代表者 代表取締役 大山 隆久
会社設立 昭和12年2月13日
資本金 2000万円
事業内容 ダストレス事業部-文具、事務用品製造販売
ジョイント事業部-プラスチック成形加工
社員数 85名(うち知的障がい者63名)平成30年2月現在
主な取引銀行 三菱東京UFJ銀行 長原支店
みずほ銀行 玉川支店経営方針
1.顧客の視点に立ち、商品を開発し、つねに最良の製品をもっとも良心的に供給する
2.社会に貢献する強い意志をつねに持って、誠実と信用を基とし、堅実経営を貫く
3.全従業員にとってつねに能力を十分に発揮でき、幸せな人生を送れる職場とする
4.つねに時代と照らし合わせ、短期・長期の目標を掲げ、つねにチャレンジする心を忘れない
5.会社と社員の成長のために経営計画の4原則PDCAを遵守する
経営理念
当社は、人と人をつなぐために私たちの商品、仕事の質、そして、私たち自身の人間性をつねに高め続けます。また、全従業員がつねに「相手の理解力に合わせる」という姿勢を大事にし、素直な心でお互いを受入れ、理解・納得をしながら成長していくことで、物心両面の働く幸せ(役に立つ幸せ)の実現を追求していきます。 そして、徹底的に障がい者雇用にこだわり、よりよい皆働社会の実現に貢献していきます。
行動指針
1. 私たちは全従業員の物心両面の働く幸せを守り、さらに高めていきます。
2. 私たちは、永続的な幸せを感じ続けるために、自らの人格を高めていきます。
3. 私たちは、感謝の心を忘れず、相手の役に立つことを行っていきます。
4. 私たちは、周利槃特(しゅりはんどく)のごとく、自らの役割に真剣に取組みます。
5. 私たちは、周りの人の成長に役立つことで、自らの成長を追求していきます。
6. 私たちは、現状に満足をせず、常に報連相を通じ自己の成長をはかりながら、毎日の創意工夫を積み上げていきます。
7. 私たちは、日々の活動ではPDCAを遵守しながら目の前の目標を達成し続けることにこだわります。
ビジョン/目標
日本一強く、優しい会社を目指す。
経営的にも強く、精神的にも強く、人に優しく接することができ、人と環境に優しい商品を作り続ける。
日本理化学工業は、黒板のチョークを作る会社として有名な会社です。TVメディアの「アンビリバボー」「報道ステーション」や「カリブリア宮殿」から取り上げられていて、坂本光司著「日本でいちばん大切にしたい会社」と言う本でも取り上げられるほど多くの方から愛されている会社です。
85人中63人が知的障害者で、さらに63人中26人が重度の障がい者と言う社員編成で会社が機能するなんて凄腕の経営者ね。
経営方針、経営理念、行動方針を読んでみるととても暖かい会社だとわかると同時に、経営を成り立たせるために論理的にも物事を考えていて凄いわ。例えば、短期の目標と長期の目標って大事よね!長期的な目標だと結果が出るまでが遠過ぎてダメだった時には時間も勿体ないし、短期的目標の重要性をわかっている会社って意外と少ないんじゃない。
なぜ日本理化学工業は知的障害者を7割も雇用したのか大山泰弘の思考
創業者大山要蔵の息子の泰弘さんが会社を受け継いだ頃から知的障害者を社員の7割も雇用するようになりました。さらにホワイトボードの普及に押されて黒板のチョークの需要が激減し始めていきます。
チョークの需要が激減していく中で泰弘さんの息子で長男の隆久さんが入社をしました。
長男の隆久さんは、「生産性を上げるために知的障害者を雇用を辞めるべき」と提案しましたが、父の泰弘さんは、「今までのやり方を変えるつもりはない」と受け入れませんでした。
ではなぜ日本理化学工業は知的障害者を7割も雇用したのか大山泰弘の考えやキッカケとなったことは何なのか?
日本理化学工業の近くにある養護学校の教諭の相談がキッカケでした。
泰弘さんは当初、知的障がい者を働かせる事に罪悪感を感じていましたが、知り合いの住職の言葉に救われました。
救われた言葉とは
「人に愛されること、人にほめられること、人の役にたつこと、人から必要とされること」と言う言葉で「働く幸せの像」にも刻まれています。
日本理化学工業「働く幸せの像」
彫刻制作及び寄贈 松阪 節三
刻まれた言葉:
彫刻写真
導師は『人に愛されること、
人にほめられること、
人の役にたつこと、
人から必要とされること、
の4つです。
働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのです』 と。「その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」
社長 大山 泰弘(現会長) 平成10年5月
大山泰弘さんの経営理念の根幹の言葉は、息子にも爪の垢を煎じて飲ませたいわ!
「日本理化学工業アンビリバボー大山泰弘の経営!知的障害者の雇用7割!」読んでくれてありがとね。また明日!